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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              ○日本味噌メルマガ  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★第78回      イネの起源地について その1         ★


今年の3月3日は、雨の「ひなまつり」となってしまいました。
千葉の勝浦地区で開催される「かつうらビッグひな祭り」。
テレビでも紹介される、60段の石段に並ぶ「約1800体のひな人形」が有名です。
3日当日は雨天中止で、残念ながら展示されなかったのでしょうか。
一度は訪れたい、お祭りのひとつです。


今回は、『イネの起源地について その1』をお届け致します。


先月に続いて、稲の話になります。暮れから何冊か本を読んで勉強をしました。


「栽培植物と農耕の起源」中尾佐助 著 岩波新書
「稲の日本史」佐藤洋一郎 著 角川文庫
「コメを選んだ日本の歴史」原田信男 著 文春新書
「稲作の起源 イネ学から考古学への挑戦」池橋宏 著 講談社

イネの起源地についての学説の流れを辿ってみると、次のようになります。

まず、1968年に盛永俊太郎(以下敬称略)が、ヒマラヤ東部地域説を唱えます。
続いて、1975年に柳子明が、前6000年頃に雲南・貴州の高原を起源とする説を
唱えます。

さらに、1977年 渡部忠世が、アッサム・雲南起源を唱え、これは、農学的な
手法(コメの野生種や栽培種を集めてその分布や形状を分析する)で、調査を
行った結果であり、アッサム・雲南は、照葉樹林文化論のセンターに位置する
場所です。

この学説を始めて提唱したのは、中尾佐助であり、東南アジアから日本に掛け
ての文化は、共通点が多く、ひっくるめて「照葉樹林文化」名付けました。
中尾佐助は、当然アッサム・雲南説です。

その共通の特徴(要素)のひとつが、焼畑農耕です。イネは、水田で育てます。
その違いをどのように橋渡しをするかが、課題となります。
稲の起源をこの説に当てはめるには、焼畑農耕(畑)と水田の関係をすっきり
させないと筋が通らないことになります。

それについて渡部は、水陸未分化稲の存在を想定する。という仮説で乗り切り
ます。水陸未分化稲とは、湿地でも焼畑でも、栽培可能な稲のことです。
これによって、渡部の説は、広汎な支持を得ました。

しかし、渡部は、自らイネの起源地究明は、エンドレスの課題と言っています。
その後、新たな学説が出てきます。それは、遺伝子研究の成果を踏まえたもの
です。
植物遺伝学者の佐藤洋一郎が、中国長江下流河姆渡遺跡(6,000〜7,000年前の
古代稲作遺跡)を調査し、更に東南アジアで遺伝子工学の立場から、野生イネ
と栽培イネのDNA鑑定を行いました。

その結果、渡部のアッサム・雲南説を否定する長江下流起源説を唱えることと
なりました。考古学的調査でも、アッサム・雲南地域では、古い稲作遺跡は、
発見されていないということもありました。
データ的に長江下流域が稲作栽培の本拠地である可能性が高まりました。

そうした状況のなかで、佐藤は同地域におけるイネの分析に全力を注ぎ、それ
らの遺跡で出土したイネのなかに野生種が混じっていることを発見しました。
すなわち、栽培地に同時代の野生種があれば、その地域が起源地ということに
なります。

しかもこれらのイネは、全てジャポニカ種であったことから、インディカ種の
起源を別にすれば、長江下流域でジャポニカ種の栽培が始まったとする新しい
学説を提示しました。

ここまでが、リストの上3冊に書いてあった個人的なまとめです。
4冊目の池橋氏の「稲作の起源」については、考え方が別の路線なので、次回に
改めてそのお話をさせていただきます。


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